のぼり旗の製作に関しては、回転も速いためできる限り安価に済ませたい
と考える方が大半を占めています。
色数によっても価格は変わりますが、できればカラフルなデザインにしたいですよね。
のぼり旗の印刷がフルカラーで行える理由は、大判プリンタを使用していることにあります。
これまでの印刷機とは異なり、様々な素材にプリントできるのが特徴となります。
のぼり旗には色々な種類と大きさがあり、その使用目的も異なるものです。
屋外でよく見かけるものはポリエステルによる布ですが、大きなサイズではテント生地を使ったものもあります。
そのような材質の異なる布にシルク印刷を行えるのが大判プリンタの特性となります。
しかもフルカラーでのインクジェットプリントの布で行うことが可能ですが、基本はこれまでのオフセット機と同じ4色を基本色として
再現することになります。それをデータ化してプリンタに入れて出力することになります。
データ作成はこれまで専門知識が必要でしたが、のぼり旗の場合はサンプルが多数提供されています。
その中から好みとなるものを選ぶことで、プリンタにかけるデータは出来上がることになります。
そのために誰もが手軽に依頼できるわけです。
のぼり旗をカラフルに印刷したい!色を表現する「CMYK」と「RGB」の意味
のぼり旗を製作する上で、是非とも知っておきたいのが「CMYK」と「RGB」の意味と違いです。
まず1つめのCMYKですが、シアンとマゼンタとイエローとキー・プレートの頭の文字を取った言葉であり、主な印刷物を製作する際に使われるカラーモードとなります。
CMYKはCMYから派生した減法混合を基本とするカラーモードであり、費用対効果と色の表現力の両方に優れた新しい手法です。
家庭用のインクジェットプリンタなども基本はCMYKであり、世間一般で印刷されているチラシやポスター、雑誌なども基本は、光の吸収を活用して色彩表現をする減法混色方式が採用されています。理論上、CMYKのカラーモードは全ての色彩表現が可能であり、仕上がりが高品質です。
一方のRGBですが、赤と緑と青の英単語の頭文字を取った、いわゆる光の三原色で構成されたカラーモードです。加法混合の一種であり、主に液晶モニターやブラウン管テレビやパソコンソフト、TVゲームの分野で採用されています。
いわゆる既にデジタル化されたコンテンツを、モニタの中で表現するのに用いられる方式です。
そのためデザインデータを製作する際は、最初にCMYKモードを選ばなければいけません。
色彩表現が大幅に変わってしまいますが、製作中でもカラーモードは変更出来ますので、心配は要りません。